ケア・メンテナンス 着物事始め 趣味のきもの竹うち


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- 保管とお手入れ -

着物は大切にすれば、何年・何代にも渡ってお召しいただけます。
それだけに日頃の管理が大切です。
衣類の管理に古くからいろいろの知恵を発達させてきました。
しかし、住まいの変化や忙しい現代人のライフスタイルの中では
昔ながらの知恵だけでは対応しにくくなってきています。

とくに、気密性の高くなった住まい、収納家具でのカビによる被害は年々増えています。
未着用のものでもカビは発生します。とにかく仕舞いっぱなしはカビの要因です。

たまにお召しになるなり、湿気の少ない日にタンスから出して点検してみるなど、
新しい空気に触れさせてあげて下さい。
防カビ剤などの取り替えを小まめにすることも大切です。


『防虫・防湿・防カビ・除臭
そうび
着物や帯を長期間収納しておく場合は、防カビ、防虫にご留意下さい。
絹製品の場合は虫喰いの被害よりカビの被害のほうが顕著です。
(絹製品に虫が付かないという意味ではありません。)
ウールは虫喰い被害が顕著ですので、絹製品と一緒にしまわない方が賢明です。


防カビ・防虫・調湿・除臭の効果がある高級保存剤です。

soubi_dai01.jpg無臭の保存剤ですから、衣服にいやなにおいがつきません。
高級着物・帯地などの金糸銀糸を変色・変質させません。
湿気、におい、虫、カビなどの4つの害をシャットアウトします。
保存中に、汗のにおいを取り去り、着用時さわやかな感触が得られます。
(有効期限半年)
引き出しまたは、衣装箱1つにそうび1シートの割合でお入れ下さい。



注目! カビ臭さを取る


目立つカビではないけれど、なんとなくかび臭い着物や帯にお困りではありませんか?
呉服屋のアドバイスとしては「早めにカビ取りにお出し下さい。」なのですが、そこまでしなくてもと思われる時には、なるべく乾燥させて、文庫紙の中へそうびを1,2シート入れてみてください。

1~2ヶ月でかび臭さが軽減もしくは消滅します。
カビ自体が消滅するかは保証の限りではありませんが、臭いは取れます。(帯芯のカビ等にはあまり有効ではありません。)
文庫紙も交換して下さい。
あくまでも臭い取りです。自己責任でお願いします。


成分: エンペントリン(防虫剤)/チモール(防カビ剤)/ゼオライト(調湿剤)

10シート入り

商品名 参考価格(税込) 当店価格(税込)
そうびデラックス 10枚入り \1,995 \1,700


着物、帯をポリやビニール袋などに入れて保管しないで下さい。湿気を密封することになり、カビなどの原因になります。
また化学反応で金糸・銀糸・箔が曇ったり、黒く変色したりして回復不可能となることがあります。



きものの友持続性シリカゲルをシート状にしたもので、日に干せば繰り返し再生され、一年間有効とされています。
防虫剤と併用できます。


きものの友きものの友「そうび」の防カビ効果は信頼しているのですが、調湿という部分では湿気の多い場所には少し容量が小さいのでは?と思っていました。

「きものの友」は防虫剤、防カビ剤などは入っていないので、単純に強力な乾燥剤としてタンスの一番下の引き出しの底に1シート入れています。

湿気を充分に吸うと再生シグナルの青がピンクに変わるので、日に干して湿気を抜けば何度でも繰り返し除湿効果が再生されます。(有効期限1年)

 『参考価格』 1,000円  (税込 1,050円)

保管について


現代の建物は機密性がよく、空気の流れが遮断されていることが多く、収納家具も機密性の高いものが多いので全体的に高温時に”蒸れ”がおこりやすい環境になっています。
近年ではこの”蒸れ”がカビ発生の大きな要因になっています。
未着用のものでも長期間仕舞いっぱなしになっていればカビが生えている可能性は大です。


ガス焼け
変色、褪色をひっくるめて焼け(ヤケ)と言います。焼けは光だけが原因ではありません。
昔はあまりなかったことですが、近年の機密性の高い住宅や、化学物質の接着剤を使った家具、石油ストーブやガスヒーターなどが原因で「ガス焼け」がおこると言われています。
ビニールやポリエチレン、ゴム、防虫剤などの影響で金糸、銀糸などが曇ったり、変色することもあります。
時々タンスの中も綺麗にし、風を通しましょう。


保管はやはり桐箪笥

着物、帯の保管には、高価ですが桐箪笥が最適です。

桐箪笥の置き場所は、一階より二階、北より南、閉めっきた部屋より適度な風通しのある部屋が良いです。

虫干し

土用干し・・・ 7月下旬~8月上旬頃。
虫干し・・・・・ 10月上旬~11月上旬頃。
寒干し・・・・・ 1月下旬~2月上旬頃。

手抜き乾燥

箪笥の引き出しを開け、エアコンや除湿器をかけて扇風機などで風を半日くらい送り、2~3日エアコン、除湿器をかけっぱなしにしておきます。

悉 皆


丸洗い・汗抜き・シミ抜き・カビ取り・プレス加工・かけつぎ
紋入れ・紋入換え・洗い張り・寸法直し・仕立て直し


そもそも、絹物の着物は洋服のように頻繁に洗うものではありません。
通常はシミ抜などで対処します。
丸洗いも頻繁に繰り返すと最悪裾の部分が袋状になったりすることもありますのでご注意下さい。
着物を扱い慣れた上手なクリーニング屋さんを選んで下さい。

汚れ、シミ、カビは溜め込まず、早めにプロにご依頼下さい。
早い時期なら取れるカビやシミも、時間が経ちすぎればきれいに取れなくなることはよくあります。


絹物のシミ汚れにご自分で対処しようとする時はお気を付け下さい。
①濡れタオルで叩かない
やり方にもよりますが、濡れタオルで叩くと水分と一緒に汚れが繊維の奥に入り込み、余計にシミが落ちにくくなることがあります。
また輪ジミになることもよくあります。

②こすらない
絹は摩擦に弱い素材です。とくに濡らしてこするというのは禁物です。絹の表面が毛羽立ち、光の乱反射によってそこが白っぽく見えます。いわゆる「スレ」です。
シミは汚れなので取れますが、スレは傷なので直りにくいです。

③シミ抜剤は使わない
プロがシミ抜をする場合でも、シミの正体がわからない時は水から始めて少しずつ強い薬剤を試していきます。
それほどシミ抜はデリケートな作業なので、素人がいきなり市販の、シミの種類を考慮しない強いシミ抜剤を使うとあとでちゃんとしたシミ抜きができなくなります。


頻繁な丸洗いやドライクリーニングは、お薦めしません。
目に見えるシミなどがなくても、一度着れば多少の汚れが付いているものです。
そのまましまっておくと時間が経って黄変やシミ、カビの原因になることがあります。
丸洗いは、着物を解かずに生地に適した薬品で全体の汚れをおとします。
長い期間着る予定のない着物や良く着た着物はシーズンオフなどに丸洗いをしておくと安心です。
しかし、丸洗いは揮発性の溶剤を使用するので絹のためにはあまり良くありません。
通常の生地は25%程のセリシンを残して風合いを保っているのですが、頻繁なドライクリーニングでは、セリシンが溶け出して絹の光沢がなくなる可能性があります。

汗は丸洗いではダメ!
丸洗いは油性の汚れはよく落ちますが、汗などの水溶性の汚れは落ちにくいです。


汗をかいてしまったが、まだシミにはなっていない着物の汗の成分を落とします。
水溶性の汚れ(汗・尿等)は、ドライクリーニングだけでは落ちません。

汗を落とすときは水が一番ですが、絹などは水の中にいれることは出来ないので、汗を吸い込んでいる部分部分で霧状の水をかけ、塩分などの汗の成分をたたき出します。
生地が縮まないよう加減をしながら、これを繰り返します。


当店の場合直接シミ抜の職人さんに持ち込むのですが、よくシミ抜の代金は「やってみないとわからない。」といわれます。お願いする側からは不安に感じるところでもありますが、納得も出来ます。
シミ抜きの料金は、ひとつのシミがいくらという基準ではなく、そのシミを落とすのに必要な所要時間によって決まります
たとえば、広範囲なシミでもその原因が単純なもので、一種類であれば驚くほど安いこともありますし、古かったり、何種類かのシミならすべての原因を見極めて薬剤を変えてシミ抜しなければならないので面積的に狭いシミでも高くつきます。

実際に仕事をする職人さんがそのシミを見る前に金額を提示するシステムに疑問を持っています。
5,000円なら5,000円分だけシミを抜いてあとは気がついても放っておくってことでしょうか?

普通は気になるシミやカビがある場合でも、「そこを中心にいちおう全体も見ておいて下さい。」という依頼の仕方になることが多いと思うのですが・・・
まぁ信頼関係の問題かも知れませんね。

ネットの書き込みで「呉服屋に頼むと高い。」などと書かれているのを目にしますが、サービス、アフターケアの一環としてやっている呉服屋ならそんなことはないと思うのですが・・・



近年被害が増えているのがカビです。カビの原因は空気中に浮かんでいる「カビの胞子」が必要な養分(手の脂や汗、食べこぼしなど)と湿度と温度とです。
また、カビは長期間放置しますと絹の蛋白質を変質させて生地をだめにします。カビを見つけたら早急にカビ取りにお出しください。
カビは乾燥してブラシなどで落とすことはできますが、表面的に消えても胞子が残っていることが多いので、また生える可能性が大きいのです。

カビ喪服の背縫い付近のカビ

カビの生えた着物を包んでいた文庫紙(着物や帯を収納するための紙)にはカビの胞子が残っているので廃棄して、新しい文庫紙に交換してください。



長い間お手入れをしないままにしておくと、汚れの強い箇所や、シミのある箇所の生地が傷む、黄変する、繊維が蒸れて劣化する等の現象が起こります。
洗い張りをしますと、そのような状況が改善され、絹特有の風合いや光沢もよみがえります。


ハンガーに掛けておいただけではとれない着物や帯のシワ取りに。

また生地にできた穴、虫喰い、破れなどを発見した場合、それを隠すプロの技術があります。「かけつぎ」です。
小さい穴の場合は生地を寄せて目立たなくしたり、大きな穴の場合共布で裏からあて布をして目立たなくします。


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雨にぬれたら、汚れたら、シミになったらなどと、心配して着物を楽しむ機会をなくしていませんか。

当店では絹物には、『パールトーン加工』をお薦めしています。


p-tone_01.jpgパールトーンは絹の繊維一本一本の深部まで、薬品を浸透させることで、高い撥水力を発揮。
絹本来の風合いや光沢、通気性を保ちながら、きものを汚れから守り、シミになりにくくします。
今まで不可能とされた水を使ってのお手入れも可能です。
従来から多くの防水、撥水加工はありましたが、撥水力、風合いを損なわない、アフターケアの良さなどの観点からパールトーンをお薦めしています。

優れた撥水力 ・ 3級のカビ抵抗性 ・ 金銀糸、箔などの変色防止、高い通気性 ・ 丸洗い一回分程度の料金 ・ 充実したアフターケア などの特徴があり、通常の着物生活においては充分な効果が期待できると考えています。

当店の家族の正絹ものにはパールトーン加工を施しておりずいぶんと楽をさせてもらっています。
とくに娘のように毎日のように着ているものにとっては、「あっ!。」の回数が減り精神衛生上も良いみたいです。
経験上、胴裏、八掛などの裏物にも加工しておいたほうが安心です。

●特にご注意いただくこと●
パールトーン加工済きものでも化学薬品を含んだ色素(インク・マジック・墨汁・一部化粧品・口紅など)や熱いものは、特に生地に深く浸透し、シミになったりしますのでご注意ください。
パールトーン加工は、生地上に膜を張るコーティング加工ではありませんので、色落ち、色止め効果はありません。
特に紋はこすると紋の染料が白場に移り汚れることがありますので、紋はこすらないようにしてください。
濡れた状態で生地をこするとスレが発生しますのでご注意ください。


パールトーンをしたことで安心しすぎる傾向があります。

このことが一番心配です。
パールトーンは撥水加工であり、カビ、シミにならないという加工ではありません
たとえば、流れ落ちた汗は防ぐことができても、体内から出て蒸気のようになった汗は防げません。カビやシミの原因になります。
汗をかきすぎてご心配な時は「汗抜き」をご依頼下さい。
未加工のものよりは生えにくいようですが、水分(湿度)、温度、養分、酸素の条件
が揃えば未着用でもカビは発生します
過信しすぎず、普通の着物と同様のお手入れをお願いします。

パールトーン社のHPへLinkIcon

パールトーンはするべきかLinkIcon

過信は禁物LinkIcon

着物を脱いだ後、着物ハンガーにかけてしばらく干していらっしゃる方は多いと思いますが、帯(特に帯芯の入ったもの)も充分に乾かして下さい。

身体から出る蒸気が帯芯に付くとなかなか乾かず、そのまましまい込んでしまうと帯芯にカビが生えることがしばしばあります。

そう、帯の表面にカビは生えていないのになんとなくカビ臭いってあれです。確実に帯芯にカビが生えています。

充分に乾燥させて、できれば『そうび』のような防湿、防臭、防カビ効果のある保存剤をお使い下さい。

ひどくなった場合は最悪帯地の脱臭カビ取り、帯芯の入れ替えが必要になります。

現代ではシミの原因も昔より複雑になっています。
道路の水たまりの水も油分や化学物質を含んでいたり、口紅やファンデーションなどの化粧品も落ちにくくなっていたり、粒子が細かくなっていたりして昔のように単純ではありません。

早ければ直るカビやシミも時間が経つほど取れにくくなります。汚れやシミを発見したら一刻も早く専門家にご相談ください。